マシンオペレーターで年収600万円稼げる?
掲載日:2022年08月26日
更新日:2024年02月21日
マシンオペレーターとは、工場で製品や部品を製造する機械(マシン)を操作(オペレート)する仕事になります。部品や素材をセットしたり、マシンによって成形された製品を取り外したりといった補助的な作業や、マシンが正常に動作しているかどうかの監視・点検、メンテナンスなども仕事として行うこともあります。
このようなマシンオペレーターの仕事で、年収600万円稼げるのか?マシンオペレーターとして働いた経験のない方に向けて、マシンオペレーターがどのような仕事なのか?どれくらいの年収が相場なのかといった、気になる情報を提供します。
目次
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1. マシンオペレーターの仕事内容
マシンオペレーターの経験がない方は、機械(マシン)の操作(オペレーション)というと難しそうなイメージがあるかもしれませんが、どのような仕事をするのかわかれば、自分にもできそうだと思えるかもしれません。実際にやってみると実は向いているということもあるでしょう。
部品や製品を製造する工場では、なるべく多くの製品を効率的に正確に作るために、機械が導入されていることが多いです。
マシンオペレーターの仕事は、その機械を設定・操作したり、点検・メンテナンスを行ったりします。
実際の仕事内容は、何を作る工場なのか、何の機械を操作するのかによって異なってきます。
例えば金属加工の工場では、プレス機械で金属を特定の形に加工したり、プラスチックの部品工場では、射出成型機でボタンを押すだけで成形されたプラスチックが出てきたり、といったものがあります。
一般的には、素材をセットし、マシンに動きを指示します。機械の動きはあらかじめシステムで制御されているものが多いです。
経験により、セット位置を調整したりシステムによる制御を調整したりすることもできるようになります。
マシンの操作に慣れていない人が誤って機械を操作してしまうと、製品の不良だけでなくケガにつながってしまうこともありますので、機械を安全に正しく操作するためにマニュアルが徹底されている工場が多くあります。
機械を操作するのに技術が必要なこともありますが、多くの工場では手順が決められたマニュアルに沿って作業を行うので、未経験者歓迎の求人も多くあります。
2. マシンオペレーターに向いているのはこんな人
決められたことを正確に実行できる
マシンオペレーターの作業は、基本的に機械をどのように操作するのかマニュアルで決められています。
マニュアルなどで決められている手順をその通りに実行しなくてはいけません。
作業に慣れてくると、決められた手順の中で、細かい調整や作業の効率化といったことができるようになってきます。
ここで重要になるのが、作業の工夫や効率化、改善などを個別に独自で行うのではなく、全体の責任者に相談したうえで行うということです。
作業者としては効率化、改善をしたつもりでも、全体から見るとルール違反になってしまうこともあります。
安全面など、工場内のルールを守ってお仕事をしていただければと思います。
繰り返しの作業ができる
マシンオペレーターでは、はじめのうちは同じ作業を繰り返し、決められたとおりの仕事をこなせるかどうかが重要になります。
しかし決して単調な作業ばかりではなく、実は細かな調整を行うことがあります。
素材をセットする位置を調整したり、マシンの動作を細かく調整して指示をしたり、といったことです。
基本的には繰り返しの作業になりますが、その作業の中で仕上がりを確認し、問題がないかどうかをチェックし、機械への指示の内容を変えていく場合もあります。
一人での作業ができる
マシンオペレーターの作業は、チームワークが必要な共同作業というより、一人で黙々と行う作業が多いです。
1人での作業が苦にならない方が向いていると言えます。
数値に達成感を感じる
マシンオペレーターの作業は、時間内に製造する部品の個数が決められていたり、加工する製品の数が決められていたりすることが多いです。
数値目標をもって、それを達成することにやりがいを感じるという方に向いているお仕事です。
正確に効率的に動くことで、目標の個数を製造できたときに、大きな達成感を味わうことができます。
加工物の構造を理解できる
機械を操作して加工を行うには、加工物の構造を正確に把握していないといけません。
単純な作業になりがちですが、自分が担当している作業は全体の中でどのような役割なのか、自分の作業がどのような影響を与えるものなのか理解しておく必要があります。
どこを調整すればどのような形状のものが出来上がるのか、理解して調整していくことが求められます。
さらに、マシンオペレーションだけでなく、CADによる設計、プログラミングによる機械の操作などができるとよいでしょう。
加工物の構造を正確に把握し、設計・プログラミングまでできるようになると、収入(年収)アップにもつながります。
3. 気になるマシンオペレーターの年収は?
マシンオペレーターは、勤務する工場や製造されている製品のジャンル・実際の仕事内容によって収入が異なってきます。
契約社員やアルバイトで募集されている求人情報は、時給1000円~1600円ほどの求人が多いようです。
一概には言えませんが、時給が高い工場では、重い素材や部品を扱うことが多いです。
例えば、自動車部品の製造工場で金属のプレス加工機械を操作するマシンオペレーターは、素材となる金属プレートも重いですし、生成された自動車部品もフレームやドアなど大きなものになります。
それだけ体力が必要となりますが、年収も高収入を狙うことができます。
年収では、250万円~400万円くらいの求人が多いですが、技術や資格の有無などによっては高額の年収につながることもあるようです。
例えばNC旋盤のプログラムなど、設計ができるようになると、中には年収600万円以上になる求人もあります。
マシンオペレーターとしての経験を積んで、状況を確認しながらの調整やシステムによる制御の調整ができるようになると、スキルアップした先の道も見えてきます。
マシンオペレーションだけでなく、CADによる設計、プログラミングによる機械の操作、加工マシンのメンテナンスなど、技術を身につけることによって年収600万円以上も狙うことができます。
高収入 マシンオペレーターの求人4. マシンオペレーターでスキルアップしたい
マシンオペレーターになるためには、特別な資格は不要です。未経験からでも始めることができる求人があり、働きながら技術を身につけることも可能です。
マシンオペレーターとしてスキルアップするには、まずは勤務している工場で決められた手順を覚え、正確な作業ができるようになること。
それができるようになると、素材のセット位置を調整したりマシンの動作を細かく調整したりすることもできるようになります。
そして、様々な機械の操作を経験するということもスキルアップのために重要なことです。
それぞれの機械のクセを見極められるようになると立派な職人と言えるでしょう。
現在の仕事では覚えるべきことがもうない、この仕事で身につけるべきスキルはこれ以上ないと思ったら、より難易度が高い仕事を任せてもらうためにスキルアップや転職をすることをお勧めします。
マシンオペレーターとして、専門知識や熟練の技術がなければ動かせないような機械を操作できるようになれば、収入アップも狙うことができるでしょう。
5. まとめ
マシンオペレーターが未経験の場合でも、徹底した教育や研修により、操作方法を習得してから仕事に臨むことになりますので、マシンオペレーターは比較的未経験者でも始めやすい職種になります。
また、職場によっては、座って機械を操作することもあります。工場では様々な仕事がありますが、その仕事の多くは立ちっぱなしで足腰に負担がかかります。
座って機械を操作するマシンオペレーターであれば、体への負担を減らすことができます。
製造業の工場では、加工機械の導入が進んでいます。
工場の機械化が進めば進むほど、その機械を操作するオペレーターが必要になります。
そのため、マシンオペレーターは、今後ますます需要が増加していく仕事といえるでしょう。
マシンオペレーターは、未経験からでもスタートすることができますが、マシンの操作は簡単に習得できるものではなく、複雑な操作が必要なマシンであるほど経験が必要とされます。
様々な現場でマシンオペレーターとしての経験を積んで、スキルアップすることで熟練の技術を身につけましょう。
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