製造業における社員食堂の値段の相場は?
掲載日:2022年12月02日
更新日:2022年12月02日
1. はじめに
製造業で多くの期間工や派遣社員から福利厚生の中で重要視されている項目が社員食堂です。
僕も工場勤務を経験して、社員食堂のありがたみがよくわかりました。
今回から5回にかけて社員食堂についての記事を連続で投稿していきます。
社員食堂について理解を深めてもらい、良い求人探しのお手伝いができればと思います。
以前、工場のお昼休みについての記事で社員食堂について紹介しましたが、今回はもう少し深堀して紹介していきます。
まだそちらの記事をご覧になっていない方はぜひ合わせてご覧ください。
工場のお昼休みについて
更新日:2022/09/28
社員食堂を利用するメリットといえば、安いということが最初にあがると思います。
実際に製造業において社員食堂を利用している理由として一番挙げられるのが「値段が安いから」だそうです。
なので第1回目は社員食堂の値段について紹介していこうと思います。
2. 実際の値段
当たり前ですが各工場によって、契約している社員食堂の運営会社は異なるため、
工場によって値段も変わります。
飲食店で定食を注文すると700円~800円くらいの値段ですよね。
しかし、工場の社員食堂の大半はどこも定食の値段が500円程度に抑えられています。
うどんやそばなどの麺類なら200円以内で食べることもできます。
そのため他にもお昼ご飯の手段として「購買でパンやカップ麺を買う」、
「作ってきた弁当やコンビニで買ったものを持ってくる」などがありますが、個人的には社員食堂をオススメします。
値段が安いだけでなく栄養バランスも考えられており、手間もかかりません。
たしかに自分で作った方が安いですが、毎日作って持っていくのは大変ですよね。
また寮によっては自炊禁止のところもあるため、自分でお弁当を作ることができない場合もあります。
3. 代金の支払方法
近年の社員食堂は現金で食券を購入する必要がなく、
ICチップが内蔵されている社員証で食券を購入し、翌月の給料から天引きされたり、
事前にプリペイドカードにチャージしておいて、食券を購入することができます。
製造業では作業中にポケットに荷物があると邪魔になるため、基本的に荷物はロッカーの中に入れておきます。
社員証を持っていれば、お昼休みに財布をわざわざ取りに行く必要がないので非常に便利です。
また小銭を取り出す動作もなくなるため、お昼の混雑時もスムーズに食券を買うことができます。
僕がいた工場ではすべてのメニューの値段が均一でだいたい450円くらいだったため、
出勤日数から自動的に算出して翌月の給料から天引きしてくれていました。
そのため食券を買わず、ただ列に並ぶだけでお昼ご飯を受け取ることができました。
4. 安い理由
製造業の社員食堂が安い理由は社員食堂の運営会社との契約形態にあります。
企業と社員食堂の運営会社との契約形態は主に委託費制(管理費制)、単価制、補助金制の3つのタイプに分けられます。
委託費制は企業が費用を負担して社員食堂の運営をおこなっています。
単価制は従業員が費用を負担しています。
補助金制は従業員がある程度費用を負担して、残りを企業が負担します。
単価制、補助金制、委託費制の順に食堂の値段が安くなっていきます。
製造業においては工場側が基本的に費用を負担していることが多いため従業員が安く社員食堂を利用することができます。
先述しましたが、僕がいた工場ではすべてのメニューの値段が固定の金額で食べることが出来ました。
そのため、毎月のお昼ご飯の値段は合計9,000円~10,000円くらいでした。
よく夕飯を一緒に食べに行っていた同じ派遣元の方のお昼ご飯は毎日100円のそばを2食分食べていました。
そのためひと月のお昼ご飯の値段を4,000円代に抑えていました。
当の本人は少し物足りないと言っていましたが、
浮いたお金で趣味のプラモデルを買うために頑張っていたそうです(笑)
製造業の求人では寮費が無料なものも多く、食費も安く済むため、
貯金や趣味に多くのお金を充てることができます。
そのため製造業には土日休みにいろんな趣味をしている人がいます。
製造業の土日休みの過ごし方についても紹介してるので、気になった方はぜひこちらも合わせてご覧ください。
製造業従業者の土日休みの過ごし方
更新日:2022/07/27
製造業の社員食堂は値段が安い分、美味しくなかったり量が少ないと思われがちですが、
味もそこそこ美味しく、がっつり食べることができるので、身体を動かすライン作業者も困らない内容になっています。
期間工をされている方のブログなどで各企業の社員食堂や寮の食堂について詳しく書かれているので、
ぜひお昼ご飯の値段にも目を向けて、お仕事を探されてみてはいかがでしょうか。