工場のお昼休みの様子｜「社員食堂は？」「お昼休みは何してる？」
掲載日：2022年09月28日
更新日：2022年09月28日
1. はじめに
工場に入った当初、僕は思うように作業ができず、落ち込むときがありました。
しかし社員食堂のごはんを食べると、気持ちを切り替えて午後の作業に取り組むことができました。
社員食堂では美味しくてバランスの良い食事が毎日用意されています。
最近は仕事を探す際も社員食堂が充実しているかを重要視している人が多いようです。
工場に馴染みのない方にとって工場の社員食堂やお昼休みの様子をイメージしづらいと思うので、
今回は工場の社員食堂やお昼休みについて自分の体験をもとに紹介していきます。
すべての工場が同じというわけではありませんが、工場で働くための参考にしていただければ幸いです。
2. 社員食堂のシステム
僕がいた工場には社員食堂が2つあり、第1工場と第2工場にひとつずつ配置されています。
メニューの内容や値段は変わらないため、近い方の社員食堂を利用している人がほとんどでした。
基本的に社員食堂は大学や高校の学食をイメージしていただけると分かりやすいと思います。
金額はだいたい400円程度でA定食、B定食、麺類(ラーメンまたはうどん/そば)、カレー、丼もの、ワンプレートランチの7種類から選ぶことができます。
ちなみに定食やカレー、丼ものは無料でご飯を大盛りにできます。
他にも飲み物やドレッシング、ふりかけなど何種類も用意されていました。
また社員食堂の代金は翌月の給料から自動的に天引きされるので、
わざわざお金を持たずとも昼食を食べることができます。
また工場は基本的に土日休みですが、土曜日に出勤する場合があります。
土曜出勤の日も平日同様に食事は用意されているため、コンビニで買ったり、作ったりする必要はありません。
他にも月に1度くらいの頻度でイベントが開かれ、実際にお店の料理人を呼んで本格的な四川料理やインドカレーなどを食べることができました。
少しでも食費を減らしたい方や小食の方は100円のうどんやそばがオススメです。
1食の量は少ないですが、2食食べても200円なので2食分を昼食にしている人も多くいました。
また社員食堂では食堂で用意されたごはんを食べる人がほとんどですが、弁当を持ってきた人や購買で買った人たちも社員食堂を利用することができます。
全体の7割が社員食堂のごはん、
2割が100円のうどん・そばで、残り1割が持ってきた弁当や購買で買ったものを食べていました。
女性や10代の方たちは持ってきた弁当を食べている傾向がありました。
また僕が工場に勤務して半年が経ったころ、社員食堂内にカフェスペースが新設され、
コンビニよりも安くコーヒーや紅茶などを飲むことができるようになりました。
カフェスペースはコミュニケーションの推進を目的として作られたそうで、
ライン管理者とライン作業者が一緒にカフェへ行くと無料で飲み物を飲むことができます。
なのでライン管理者は定期的にライン作業者とカフェスペースに行って談笑しているようでした。
3. お昼休みの過ごし方
僕が勤務していた工場は大規模の工場だったため多くの従業員が工場内で働いていました。
なので、お昼休みはラインの場所によって11:40~12:25、12:00~12:45、12:15~13:00の3つのグループに分けられていました。
工場では機械の故障や部品供給が追い付かないなどの理由で生産が止まってしまう場合があります。
復旧に時間がかかり、再開の目処が立たない場合は
時間を調節してお昼休みが早くなることもありました。
食堂内は約500人座れるほど広く、3つのグループに分けたにも関わらずほぼ満席状態で、
配膳場所には長蛇の列ができていました。
食堂の席を確保するために昼休みのチャイムが鳴ると急いで社員食堂へ向かう人も少なくありません。
また最近はコロナ禍ということもあり、社員食堂のテーブルはパーテーションで区切られていました。
なので複数人で話ながら食事はあまりできませんでしたが、
周りを気にせずに自分のペースで昼食を食べることができました。
僕は昼食をゆっくり食べた後、派遣元が同じ仲の良い人達と自動販売機前で飲み物を飲みながら
趣味の話や「来月の土曜日が出勤になる」とか「今日は定時で終わる」といった情報交換をしていました。
僕はタバコを吸わないのでゆっくりと昼食を食べていましたが、喫煙者の方は
喫煙所は混むため、早く昼食を食べなければならないそうです。
4. 最後に
社員食堂は美味しくない割に高いという言葉をたまに耳にします。
工場によって社員食堂のシステムもメニューも違うので一概には言えませんが、
僕が勤務していた工場の社員食堂はごはんが美味しく、値段も高くないため非常に満足でした。
社員食堂は毎日利用するため、工場内で社員食堂はラインの次にいる時間が長い場所になります。
どこの工場で働こうか迷っている方は、
社員食堂などの視点から工場を探してみるのも良いのではないでしょうか？
