はじめての寮生活 活用ガイド(工場編)
掲載日:2022年07月15日
更新日:2022年11月08日
『工場 求人』に掲載されている寮について部屋の種類、寮費、工場で働きながらの寮生活など、まだ工場勤務で寮に入ったことのない人に向けて寮に関するメリット・デメリット、よくある質問などできるだけ詳しくご説明させていただきます。
目次
寮の種類について
1R(ワンルーム)寮
1Rは通常の賃貸物件を寮用に借りたものが多く、トイレ、お風呂、キッチン、1部屋という間取りでまれにロフトのついた物件もあります。
会社の人だけでなく他の人も生活しているので、それぞれのルール(例えばゴミ出しなど)をしっかりと守ってもらう必要があります。
寮費は補助がでる場合が多く全額補助のものから1~2万円の補助など就業場所によって変わってきます。
備品については、ガスコンロ、布団、冷蔵庫、テレビなどをレンタルにて借りれる物件がほとんどなのでご自身で用意する必要はありません。
就業場所までは徒歩又は自転車で20分ぐらいのものが多く、それ以上かかる場合は送迎(無料)をしてくれるところも多くあります。
自動車持ち込みの場合、駐車場は紹介しますがご自身で契約して頂くところがほとんどです。(事前に問合せ下さい。)
生活圏にある物件がほとんどですので、コンビニやスーパーなどが徒歩圏内にあり、困ることは少ないです。
集合寮
集合寮は就業先の企業が用意しているものがほとんどで、トイレ、お風呂、洗面所、食堂は共用となる場合が多いです。
同じ職場の人だけが生活していますので、生活のリズムが同じ人が多く共用の場所を利用する際は余裕をもって行動する必要があります。
寮費は無料になる場合が多く、光熱費もかからないところがほとんどです。
備品については、ガスコンロ、布団、冷蔵庫、テレビなどをレンタルにて借りれる物件がほとんどなのでご自身で用意する必要はありません。
就業場所までは送迎バス(無料)や徒歩での移動がほとんどです。自前の自動車で通勤する場合は交通費が支給されなかったり、駐車場が工場から遠い、有料などデメリットが多くあるので事前に確認しておきましょう。
立地は工場に近い場所が多く、郊外の場合は徒歩で行けるお店は少ないです。休みの日は社員食堂が営業していないところもあるため、自転車やバイクなどの移動手段は用意した方がよいでしょう。
寮のメリット・デメリット
【メリット】
・自分で部屋を借りるには、不動産屋さんで契約し、敷金・礼金・家賃などの初期費用を払う必要があります。また、電気・水道・ガス等の契約もそれぞれの会社に連絡して結ぶ必要があります。
それが寮なら会社がすべて済ませてくれているので、なにもせずにすぐ住み始めることができます。
・寮費無料や寮費補助あり、生活家電無料貸し出し、光熱費無料などの求人もたくさんありますので、一人暮らしでも実家暮らしよりお金がかからなくなる場合もあります。
・近くに同じ会社の人が住んでいるので、一緒に遊びに行ったりすることもでき、病気などになったときも世話をしてくれたり、職場などに連絡をしてくれたりします。
【デメリット】
・部屋は会社が用意するため自分で希望の部屋を選ぶことができない場合が多いでしょう。
・退職時には速やかに退室する必要があります。退職日から2、3日で部屋を空ける必要があります。その際は私物やゴミは全て撤去しないといけません。
・駐車場がある物件はあまりなく、自動車持ち込みの場合は自分で借りる必要があります(※集合寮の場合は無料で置ける場合が多いです)
・室内は基本禁煙です。室内で喫煙をした場合は退寮時に壁紙の張り直し費用を請求される場合があります。
※最初に気になる点を質問して、後から思っていたのと違ってたとならないように気を付けて下さいね。
よくある質問
Q:敷金・礼金はどうなりますか
A:どの寮でもかかりません。集合寮の場合はもちろん、賃貸のワンルームの場合でも会社が不動産屋さんと契約を交わしていますので大丈夫です。
Q:今埼玉に住んでいて就業希望場所が大阪なのですが、交通費は負担して頂けますか
A:上限金額が決まっている場合が多いので、それ以上かかった金額はご自身の負担となりますが補助があります。まずは、問合せや面接時にご相談ください。
近隣の場合では引っ越しサポートで、荷物の移動も合わせて行ってくれる場合もあります。
Q:寮の部屋の大きさはどれくらいですか?
A:概ね1DKで6畳~8畳のワンルームが多いです。キッチンの大きさは小さくコンロ又はIH調理機は1口が置けるぐらいの大木さです。
Q:家電はついていますか
A:エアコンは完備しています。その他の冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ、寝具などはレンタルになります。寮費に込みや無料の場合もあります。
Q:寮費無料はどういう仕組みですか
A:毎月きちんと働いてくれる人に部屋代を免除する制度です。自分で部屋を借りた場合の毎月の部屋代約4万円~6万円が無料になります。無料になるものは部屋代だけで、光熱費などは実費で支払う物件が多いです。電気代、ガス代などは給与より天引きされます。
Q:通勤方法はどうなりますか
A:工場は基本的に駅近くにないところがほとんどです。そのため送迎バスや自転車、自家用車、バイクなどでの通勤となります。工場近くの集合寮では徒歩で通勤する場合もあります。
心配な方は必ず赴任前にご確認することをお勧めします。
Q:自転車は借りられますか
A:はい。借りられるところがほとんどです。自転車はいわいるママチャリと呼ばれる種類のものでかご、荷台がついているものが多いです。
2022年現在で25の都道府県が保険加入を義務付けています。重大事故により高額な賠償金を請求されるケースがありますので、レンタルする場合は保険加入をお勧めします。
万が一、盗難などで紛失した場合はご自身で購入する場合より高い金額を請求される場合がありますので、盗難には十分注意してください。
Q:友達と一緒に寮に入れますか
場所によっては2DKの部屋を用意できるところもあります。求人申し込み時や面接時にご確認ください。
Q:即日入寮したいのですが可能ですか
A:求人に即入寮可と掲載されているものでしたら大丈夫です。その他の場合もWEB面接後、入社が決まった場合はあまりお時間をかけずに入寮することが可能です。
住むところを事前に確認したいのですが、下見はできますか
遠方からの就業を検討されている方にはWEB面接時に画像、動画などでどのような物件であるか紹介している場合がございます。実際の下見については赴任前に一度足を運んで頂くことが難しいことから実施しておりません。