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玉掛けってどんな玉を使ったお仕事なんですか?

掲載日:2022年09月29日

更新日:2022年11月18日

玉掛けってどんな玉を使ったお仕事なんですか?

目次

  1. 「玉掛け」って何ですか?
  2. 玉掛けの仕事に必要なスキルとは?
  3. 玉掛けの資格って?
  4. 玉掛け技能講習を受講するには
  5. 玉掛けの玉って?

1. 「玉掛け」って何ですか?

「玉掛け」と聞いて何のことだかわかりますか?

「玉掛け」とは、工場や建築の現場などで重い荷物を運ぶ際に使われる言葉です。

工場などで重い荷物を持ち上げるために、クレーンなどを使います。その際に、クレーンのフックに荷物を掛けたり外したりすることを「玉掛け」と言います。

掛けたり外したりするだけ?と思うかもしれませんが、扱うものは人が持ち上げられないような重い荷物ですので、もしもの事があれば、吊り上げていた荷物が落下してしまったり、誤った吊り方で荷物が崩れてしまったりして、大事故につながってしまうということもあります。

そのようなことがないようにするため、玉掛けのお仕事には技術講習を受講することが必須となっていて、スキルや技術を身につけた人だけが携わることができるようになっています。

玉掛けのスキルを身につけることで、幅広し仕事に活かすことができるようになるでしょう。

2. 玉掛けの仕事に必要なスキルとは?

玉掛けの作業は、荷物をワイヤロープなどで固定するところから始まります。

そして、ワイヤーをクレーンのフックにかけ、クレーン運転士に合図して吊り上げてもらいます。

安定して持ち上がったのを確認したら、吊荷をおろすところまで誘導して、荷物が着地したのを確認し、ワイヤーをフックから外します。

この一連の作業が、玉掛けの主な仕事内容になります。

このような作業の中で、玉掛けの仕事に必要になってくるスキルは以下のようなものになります。

慎重な事前準備

まず、慎重に準備をするということです。

実際に玉掛けを行ってみると、作業を行う前の準備がいかに重要かということが理解できると思います。

吊荷の大きさ、重量、重心によって使用するワイヤーロープや吊り方も変わってきます。

吊荷の大きさや重さをきちんと把握できているか、また、クレーンの種類も理解できているか
どこからどこへ荷物を移動させるのか、その時クレーンはどのルートで運んだらよいか、障害物などはないか

作業の前にしっかりとシミュレーションをして、慎重に事前準備を行うことが重要です。

安全確認、指さし確認、声出し確認

玉掛けの仕事では、安全確認のために指さし確認・声出し確認を行います。

ワイヤーがクレーンのフックにきちんとかかっているかどうか、ゆるみなどがないかどうか、安全確認を怠らないように、しっかりと声を出して確認しましょう。

クレーン作業者とのコミュニケーション

玉掛けの作業者は、クレーンの運転士とのコミュニケーションも重要になってきます。

玉掛けの作業者とクレーン作業者とのコミュニケーションがしっかりとれていないと、玉掛け作業が十分でないのにクレーンでのつり上げを開始してしまい、玉掛け作業中の作業者が手を挟むなどしてケガをしてしまう可能性もあります。

経験の積み重ね、現場での判断力

重い荷物を運搬することが多い玉掛け作業は、一つ間違えれば大惨事を引き起こしてしまいます。

玉掛けの作業中、吊荷の移動中には、予想していなかったような事が起こることもあります。

そのようなときには、やはり経験とその場での判断力が重要になってきます。

もしもの事を考えて、荷の移動中や着地時には安全な位置に退避し、周囲の安全を確認して作業することが大切です。

3. 玉掛けの資格って?

玉掛けの作業は、使用するクレーンの最大つり上げ荷重が1トン以上の場合、「玉掛け技能講習」という技能講習を修了する必要があります。

「玉掛け技能講習」は労働安全衛生法で定められた国家資格になります。

これは、玉掛けの作業がそれだけ重要で、危険と隣り合わせということを意味しています。

玉掛け作業が不十分だと、クレーンが吊り上げる重い荷物が落下してしまうことになりますが、その時重い荷物の下にいるのは、玉掛けの作業をした本人の可能性が高いです。

そのような重大事故を防ぐためにも、必要な知識を持ち、専門の技術を身につけた作業者が、玉掛けを行います。

クレーンの最大つり上げ荷重が1t未満の場合は、技能講習の終了は必須ではありませんが、「玉掛け特別教育」を受講することが推奨されています。

「玉掛け技能講習」、「玉掛け特別教育」のどちらが必要かは、つり上げる荷の重量ではなく、使用するクレーンのつり上げ荷重で決まります。

4. 玉掛け技能講習を受講するには

玉掛け技能講習は、全国各地の技能技術講習センターで定期的に実施され、事前に申し込むことで受講することができます。

ただし、満18歳未満の人は、玉掛け作業を行うことが禁止されています。技能講習を受けることができるのも18歳以上となっていますので注意が必要です。

受講料は、講習を行う教習所や受講するコースによって異なりますが、技能講習が2万5千円程度、特別教育が2万円程度となっています。

受講料は助成金を利用できる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

勤務先によっては、受講料を会社側が負担するという求人もありますので、気になる方はチェックしてください。

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5. 玉掛けの玉って?

クレーンでしか持ち上がらないような、大きくて重い荷物を扱う玉掛け作業は、慎重に安全管理を行っていないと、重大な事故につながることもありえます。

そのようなことがないように、「玉掛け技能講習」または「玉掛け特別教育」をしっかりと受講し、必要なスキルや技術を身につけましょう。

ちなみに、なぜ「玉掛け」なのか、何が「玉」なのか、いろいろな説があるようですが、実は確かなことはよくわかっていないそうです。

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