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製造業未経験の僕が実際に工場で仕事してみた

工具を使ったことなくても大丈夫!工場の新人研修について

掲載日:2022年10月07日

更新日:2022年10月07日

工場の新入社員研修

1. はじめに

新入社員研修

工場の求人を見ると「未経験OK」と書かれている求人をよく目にしますが、 本当に未経験でもすぐに作業ができるようになるのでしょうか?
僕は今まで学校の授業でしかまともに工具を触ったことがありませんでした。
しかし工場で働くために必要な基礎的な技術を3日間で身に着けることができました
なぜ3日間で技術を身に着けることができたのかというと、 研修で工具の使い方や工場内でのルールなど、 工場で働くための基礎を分かりやすく丁寧に教えてもらったからです。
今回は3日間の研修を実際の流れに沿って紹介していきたいと思います。

2. 座学研修

座学研修

研修1日目、最初の研修は座学研修でした。
午前は会社の経営理念や会社が求める理想の人物像など会社や工場に関する説明で、 午後は工場全般に関する基礎知識やルールについての説明がありました。
ひととおり説明を受けた後、10問くらいの小テストを行い、 80%以上正解していれば合格で、不合格になってしまった場合、後日再テストを行います。
「出題範囲は研修でアンダーラインを引いたところから出題する。」 と事前に言われていたので内容自体は簡単でした。
しかし同じ研修を受けている人の中には外国人の方も何人かいたため、日本語に不慣れな方は少し大変そうでした。

2日目の午前は安全に関する研修を行いました。
過去に工場で実際に起きてしまった災害の概要とその対策についての解説や、 安全靴の安全性を確かめる検証など行いました。
座学研修では工場の詳しい話を聞くことができたので、 今まで漠然とした工場勤務に対するイメージを掴むことができました
しかし、これから勤める工場で起こった災害の話を聞いて、 工場での勤務は危険が伴うことを再認識するとともに、自分が工場で働くことができるのか改めて不安に思いました。

3. 実技研修

実技研修

研修の最後に実技テストを行います。
そのため2日目の午後から3日目の午前にかけて実技研修を行いました。
2日目の午後の実技研修では4人のグループに分けられ、各グループに1人の指導員の方が付き、 工具の使い方など説明を聞きながら実技テストの練習しました

3日目の午前の実技研修ではペアを組み、お互いの作業を見て意見交換をし、実技テストの予行練習を行いました。
具体的な実技テストの作業内容は

  • ハンマーで打ち込み作業
  • エアーインパクトレンチでボルトの締め付け作業
  • プライヤを使った部品の取り付け作業
  • チューブの取り付け作業
の4つを行います。
ひとつひとつの作業は1分もかからないほど簡単な作業です。
しかし各作業ごとに品質を守るための細かい基準が定められています。
ひとつでも品質を守ることができなかったり、 規定の時間内に作業を完了させることができないと不合格とみなされ ラインには配属されず、工場で働くことができません。
また工場ではレンチやエアーインパクトなどの工具を1日中ずっと握って作業しています。
そのため握力測定で握力が一定の水準を満たせなかった場合も、同様に工場で働くことができません。

一見厳しそうにも思えますが、実技研修の時間は約8時間ほど設けられており、テスト自体も3回挑戦できるので、 今までまともに工具を触ってこなかった自分でも達成することができます
また、時間が少し過ぎてしまっても、品質不良がなければ配属される可能性もあります。
握力測定も平均以上の力が必要というわけではなく、25kgほどの握力があれば問題ないようです。
握力に関しては女性の場合、少し心配かと思われますが 女性はあまり力を使わない工程に配属される傾向にあります。 また一緒に研修を受けていた女性は全員、無事ラインに配属されたので 基本的に真面目に受けていれば問題ないかと思われます。

実技テストが終わり次の日の朝、配属先の発表がありました。
新入職者が配属されるラインは指導員の方々が 実技テストの結果や体格など様々なことを考慮して、 どこの課のどのラインに配属するか決めるそうです。
僕はミッションの組立ラインに配属されることになりました。

4. 研修を終えて

研修を終えて

工場で作業をするようになってから自分で組み立てや修理することが増えました
工場では設計図を書いてパイプをカットしたり、 カットしたパイプ同士をジョイントでつなげたりして自分たちで荷物置きやハンガーラックなどを組み立てることもあります。
先日、購入した家具を組み立てる際に電動インパクトを使う機会がありました。
工場に勤務する前に家具を組み立てていたら、ネジを斜めに入れてしまったり、 組み立てた際に歪んでしまっていたでしょう。
しかし工場の研修でひとつひとつ丁寧に工具の使い方の説明を受けたので 問題なく組み立てることができました。

また工場には人が中に入れるほどの大きな設備があったり、 フォークリフトやユニエレカなどの搬送車が多く走っていたりといたるところに危険が潜んでいます。
幸い、僕は怪我をすることはありませんでしたが、レンチでボルトの締め付けを行っている際にレンチがボルトから外れ、勢い余って転倒したり、 約30キロある部品を吊り上げた際に取付具が壊れ、部品が足元に落下したりと作業中ヒヤッとした経験が何度もあります。
重大な災害が発生しないよう、工場のルールや工具の使い方などの教育が徹底されている のだと工場勤務を経験して改めて実感しました。

ラインに配属された2週間後にもフォローアップ研修が行われ、 再度安全に関する研修を行いました。
他にもラインの職場環境や仕事内容に関するアンケートをとったり、軽く談笑したりなど 新入職者のメンタルケアも行われていました。

大きい規模の工場では多くの期間従業員や派遣社員が働いているため、人の入れ替わりが激しいです。
そのため研修に費やす時間や費用は決して少なくありません。
しかし徹底した研修を行うことで新入社員の戦力化や会社の信頼を獲得することができるのだと思います。

ライン配属当初は流れるスピードに間に合わず、サポートしてもらいながら作業していました。
3日間の手厚い研修のおかげで、未経験の僕でも徐々に流れるスピードに対応できるようになりました
自分と同じように今まで工具をまともに触ってこなかった方も 研修で段々と作業できるようになるので、工場での作業に興味がある場合はぜひ応募してみてください。

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