やっぱり夏は暑苦しい?工場の作業服について
掲載日:2022年08月23日
更新日:2022年08月23日
1. 工場の作業服のイメージ
これを読んでいる皆さんは工場の作業服に対してどのようなイメージを持っているでしょうか?
恐らく帽子やヘルメットを被り、分厚い生地の長袖長ズボンの作業服を着て、安全靴を履いている姿を想像したと思います。 正直、夏場は暑そうですよね。
実際に僕が働いていた工場でもイメージ通り、帽子や帽子の下に身につけるインナーヘルメット、 長袖長ズボンの作業服(薄手の生地と薄手の生地の上着、ズボンをそれぞれ2着ずつ)、安全靴など 作業で必要な保護具をすべて支給され、 それらを着用して作業していました。
長袖長ズボンだったので、やはり夏場は暑いのかと思いきや、作業長(現場の責任者)の許可がおりれば
半袖の作業服(長袖の作業服と交換できる)やポロシャツ(工場の売店で購入できる)で作業することができ、
冷房も効いていたのでそこまで暑いと感じたことはありませんでした。
さらにベテランの作業者さんとかは数年まえに配られたファンのついた作業服(空調服)を着て作業していました。
また冬に至っては暖房が効いていて身体も動かしているため厚手の生地だとむしろ暑く、厚手の生地の作業服を着ませんでした。
汚れていたり、破れてしまったときのために作業服は年に2回までなら交換してもらえたので、
厚手の生地の作業服を薄手の生地の作業服に交換してもらえばよかったとこれを書きながら思いました...
2. 製造業は作業服や保護具を正しく着用する
工場には危険が溢れています。そのため多くの規則があり、作業服にも正しい着用の仕方があります。
- 作業服のボタンは1番上のボタン以外はすべて留める
- インナーがはみ出ないように裾(すそ)はズボンの中にしまう
- ズボンの裾は地面に擦れないよう足首の長さまで捲る
- 冬場でも決められた工程の作業者しかネックウォーマーを着用してはいけない
- 帽子のつばが上を向いた被り方(あみだ被り)はしない
- 高所や狭い場所で作業する場合はヘルメットを被る
- 半袖や腕まくりをしている場合は腕カバーを着用する
- 通勤時のサンダルやクロックスは禁止
さっと思いついただけでもこれくらい浮かびました。
僕自身、工場で作業をしていて何度もヒヤッとしたことがありますが、作業服や保護具のおかげで無傷で済みました。
工場に入る前の勝手なイメージですが、大半の人が作業服を着崩していると思っていましたが、 実際の工場の中は作業服を正しく着用している人が大半でした。
作業服を正しく着用することはできて当然ですが、前述した通り工場では規則が多く、 その規則を大半の従業員が守れていることは凄いことだと思いました。
工場の徹底した管理の賜物だと思います。
3. まとめ
工場に勤め始めてから製造業の作業服に関するイメージがかなり変わりました。
また今までは綿製の作業服が主流でしたが、現在はポリエステル製の作業服も増えており、 背中や肩がメッシュ素材になっていて通気性の高く、まるでスポーツウェアのような作業服もあるようです。
綿に比べて熱に弱いという弱点もありますが、速乾性や機動性などの機能が向上しているようです。
最近の工場は基本的に制服は貸し出しているので、
製造業や工場での仕事を探す際は高機能な作業服のところを選んでみても良いのではないでしょうか?