もうすぐ全国安全週間ですね

少し前に、自分で気が付かないうちに腕に切り傷を作っていた運営のTです。

全国安全週間は、厚生労働省と中央労働災害防止協会が中心となって全国各地の職場で、労働災害防止活動の大切さを再確認・取り組む期間という事はご存知の方も多いでしょう。

令和2年度のスローガンは
『エイジフレンドリー職場へ! みんなで改善 リスクの低減』だそうです。また、全国安全週間は、例年7月1日から7日までの7日間で行われています。

ただ、職場で身の危険や問題を感じた事の少ない人にしてみれば、あまり馴染みのないのも安全週間なのではないでしょうか。

では、実際に日本各地の職場で一年間に労災として発生した事故がどの位あるかご存知ですか?

休業4日以上の労災発生件数は、令和元年だけでもなんと6,237 件も発生しています。更に、その中には33件もの死亡災害迄含まれているんです。

もしかしたら、死亡災害や重大災害は製造業や建築業だけの事柄と思っていませんでしたか?しかし、33%(33件中の11件)は製造・建築・運輸・林業などの業種以外で発生しています。

業種を問わず、災害の発生は様々な条件が重なって起きています。製造業などでは、入社時には安全についての教育を十分に実施してから職場に配属されますし、定期的に安全パトロールや班会などで予習・復習も実施します。

ですが、オフィスワークやサービス業に従事される方は、あまり安全教育等の経験がないという方も多いのではないでしょうか。

製造業で多い災害は、挟まれ・巻き込まれなどの設備が関わる物。それ以外の業種では社外での交通事故などに関わるものが多くなっています。

また、職場では危険を身近に感じる事の少ない環境だからこそ、問題が発生した時に慌ててしまうなんて事もあるのかもしれません。「もしかしたら」「かもしれない」と考え、行動する習慣が大事なんですね。