製造業によくあるオペレーターって?

6月 3, 2020

オペレーター…直訳すれば「操作する人」の事。

以前、精密機器の素材工場でオペレーターをしていた事のある運営のTです。

製造業で使っている機械って、やはりどれも特殊で一般的では無い物が多いですよね。特殊な機械で数ミクロンなんて加工をしたり、世界に一つしかない製品を作ったりするにも精密な加工機械が必要になります。

そんな機械の操作を任されるのもオペレーターさんの仕事。
ただし、いきなり専門的な事なんて出来る訳がないので、最初は操作だけを習得します。

機械の種類や製造している物によっても異なりますが、オペレーターさんの役割としては操作とその段取りが役割になる事が多いです。なので、求人募集を行う際も「興味のある人」「機械の好きな人」であれば十分将来に期待する事が出来ると考えている場合が多いです。

そして、採用されて経験を積んだ人の中には、実際に機械の操作を覚え機械や製品の事を勉強しながら、より難易度の高い役割にチャレンジしていく人も多く、『気が付いたらエンジニアって呼ばれるようになっていました』って話も聞かれます。

「操作する人」であるオペレーターさんは、エンジニアの卵みたいな物なのかもしれませんね。

まずは、基本的を学んで、職業として機械を操作する事から始めて、興味を持って続けていきたい、将来的に技術や知識を身についてエンジニアになりたいという方にはおススメかも知れません。

加工機械紹介

工場系の業務で良く使われる装置・機械を簡単にご紹介させて頂きます。

  • チップマウンター
    基板実装機や表面実装機とも呼ばれるプリント基板に電子部品を実装するための機会です。基盤の座標を設定して取り付けるプログラムを設定して操作します。
  • 旋盤(CNC旋盤)
    主に円筒形の金属を切削して加工するための機械です。オペレーターさんは予めプログラムの設定されたCNC旋盤に材料を取り付けたり、加工を終えた製品を取り外したりが中心になります。エンジニアと呼ばれるようになるには、図面からCNC旋盤に『どのように加工するか?』をプログラムできるレベルの人達かと思います。
  • マシニングセンタ
    旋盤と同様に金属を削って加工する装置。自在に動くドリルと工作テーブルで様々な形状を作り出す事が出来ます。CNC旋盤動にNCプログラムと言われる命令でX/Y/Z等の座標軸を設定して加工します。
  • その他自動機
    汎用的なロボットアームやプレス機械、溶接機械、ネジ締め等の様々な種類の装置・機械があります。大型の物は数十メートルにもなる、まさにSFチックな未来を体験できるかもしれません。